通信制大学・大学院を卒業して会社に認めてもらいたい

戯れ言としては、なかなかヘビーなタイトルですが、高専卒の後輩の言葉です。


同じ会社にいる高専卒の後輩より、「なにか自己啓発で取り組んでいることはありますか?」と聞かれました。以前の記事にも書きましたが、わたしは放送大学を卒業し、現在、修士全科生であることを会社には言っていません。ただし、隠しているわけではなく、聞かれたら話すスタンスです。ということで、「通信制の大学・大学院で学んでいるよ」と答えました。


始めびっくりした様子でしたが、興味があるようで、簡単に経緯を説明しました。すると、自分も「通信制の大学に入学したい」、「卒業して、会社に認めてもらいたい」と言いました。わたしは、彼が入学すれば、応援してあげよう、そう思いましたが、一抹の不安も感じました。それは、"会社に認めてもらいたい"というモチベーションです。


以下は、わたしの個人的な意見になります。置かれている立場や環境が異なれば、きっと当てはまらない、むしろそう信じたいものです。


恐れずに言ってしまえば、通信制大学・大学院を卒業して、会社に認めてもらえると考えない方がよい、そう考えていると裏切られるだろうということです。多くの会社は、入社後に取得した学歴で再評価することはまずありません(会社のプログラムで進学した場合は別)。会社に認めてもらいたいならば、ほかの人の追随を許さないぐらいに、仕事を究める、そちらに注力した方が賢明です。


実際には、通信制大学を卒業された方々の並々ならぬ努力を、わたしは身をもって知っています。だからこそ過剰な期待をして、がっかりしないで欲しい、そう願います。他者に認められることを第一目的にするのではなく、自己成長、得られる自信、将来への希望に繋がることを励みにがんばってもらいたいです。


理想を言えば、難関大学に入学したという入学歴に拘るだけの社会ではなく、学び直しとして通信制大学・大学院を卒業・修了した人を評価する、多様なひとを認め合える社会になることが望ましいと思います。しかし、それは自分だけでコントロールできることではないので、自分自身の気持ちの持ちようを、よい方向に変えていく必要あると思います。


駄文失礼します。