大学を卒業しなくても学士になれる方法

大学を卒業しなくても、学士になれる方法があります。独立行政法人大学評価・学位授与機構を利用して、学位を取得するのです。
http://www.niad.ac.jp/


振り返ると、過去に高専で取得した準学士は、「基本的には学位と同等に扱われるが、厳密には学位に準ずる称号であって学位そのものではない」(出典Wikipedia)とあり、国際的に認められた学位ではないというのを、卒業後に知ってがっかりしたことを思い出します。


わたしの場合は、学位授与機構を利用する以前に、放送大学を卒業していたので、すでに"学士(教養)"をもらっていました。ただ、正直なところ"教養"というのがしっくりこないので、本業により近い"学士(工学)"をいつかはと考えていました。


学位授与機構の学位は、高専・短大卒、大学中退者などが、後年、高等教育機関にて所定の単位(積み上げ単位と呼びます)を得て、機構の審査をパスすることで、取得できます。そのほかも学位授与機構には、高専専攻科、省庁大学校(防衛大学など)への学位授与の役割もあるようです。


長くなってきたので、手続きなどの詳細は後日まとめますが、わたしの場合は、高専卒業を基礎資格とし、放送大学2年間で取得した62単位を積み上げ単位として申請しました。実は1度目はレポートで落とされているので、2度目のチャレンジで学位を取得しています。


最後に、もっとも気を付けなければならないのは、学位授与機構で得た学位により、"大学卒業と同等の学力を有する"と認められたことになりますが、イコール"大学卒業"ではないことです。就職の採用条件に"大学卒業"とあった場合には、学位授与機構での学位では認められない場合もあるようです。その点は要注意です。