社会人の大学編入(放送大学)

プロフィールにも書きましたが、わたしは、地方在住の30代サラリーマンです。別に出世街道をひた走っているわけではありませんが、所得も食うに困らず、むしろ世間一般のサラリーマンよりも多いほうかも知れません。


しかし、満たされていない部分がありました。


一番は、仕事への不満でした。わたしは開発職なのですが、開発といっても、ルーチンワークも多く仕事を覚えてしまうと、技術的には案外、苦労なく回せてしまいます。日々の仕事から、達成感、成長感が感じられなくなっていました。


そんなある日、市民プールで「放送大学」のパンフレットを見かけました。確か蛇腹のように開く、細長いパンフレットだったと思います。そこには、「放送大学は、正規の通信制大学です。学士の資格が取れます」のようなことが書いてあったと記憶します。


これもプロフィールに書きましたが、わたしは、高専卒ということで、少なからず学歴コンプレックスがありました。周りに高専卒を隠したりはしていないので、コンプレックスを持っているなんて誰も気づいていないかもしれません。学生時代は何も感じていませんでしたが、社会に出てから、「どこ大学出身なの?」とか聞かれたり、セミナーのアンケートの最終学歴に専門学校や短大があっても"高専"が無かったり、「高専なのに優秀だね」とか「大卒だと思った」とかのちょっとした言葉の積み重ねでしょう(これはショックでした。全くほめ言葉になっていないです)


まあ、このへんの不満もあり、とにかく放送大学のパンフレットをきっかけに、通信制大学についていろいろと調べ始めました。


ここで悪い癖がでてしまったのですが、どうせ行くなら上を目指せという感じに、興味がある分野ではなく、ネームバリューのある大学へと考え始めました。そもそも、なにが"上"なのか怪しいのですが、慶応、早稲田、日大とか、そのあたりの有名どころを中心に妄想を膨らませたりしていました(笑)


結局は、慶応卒とかの肩書きが欲しいわけじゃないことに気が付き、放送大学に決めました。決めた理由は、他にも沢山あるのですが、それはまたの機会に。


入学を決めたといいましたが、願書締め切りのぎりぎりまで迷いました。


最後まで入学を迷ったのは、
1)通信制大学を卒業して、ほんと意味があるのか?
2)学費を家計から捻出できるのか?
3)家族に迷惑を掛けず、仕事に悪影響なく、勉強時間、通学時間が確保できるのか?
4)わたしにやり遂げることができるか?
という不安要素があったことです。


長くなってきたので、続きはまた。